地域主義工務店の会とは?

我々は「地域に根ざす木の家づくり」を通じて地域循環型社会に貢献する工務店の組織です。

住まいは、本来それぞれの地域の風土に深く関わりながら、長い時間の流れの中でつくられてきた文化の“かたち”です。一方現代生活におけるさまざまな変化に即した「新しい住まいの“かたち”」をも求めなければなりません。
「明日への新しい住まい」をめざすとき、技術的な向上はもちろんのこと、環境問題などに対する視野を広げる努力を積極的に行っていく必要があります。チルチンびと「地域主義工務店の会」とは、「チルチンびと」が提唱する「地域に根ざす木の家づくり」を通じて地域循環型社会に貢献する工務店の組織です。
その基本的な考えは、産地の明らかな素材で、設計者、工務店、大工、職人の顔が見える、安全で良質な木の家づくりの実現です。これは、地域に根ざした住文化の新たな創造なのです。

資材推奨品シートシステム

地域主義工務店の会では、「住まい手の安全と環境保護の目的のため、使用する資材などの履歴を明らかにし、住まい手に安心を提供していく」ことを活動の方針にしています。
同会では、資材などを「優推奨品」「良推奨品」「準推奨品」「低推奨品」「非推奨品」に格付しています。お客様には、まず資材推奨品シートシステムの説明(使用する資材の格付の確認<基本的に「準推奨品」以上の資材を用いて施工することになっています>、統一フォームによる仕様書の申請と同会の承認、工務店の自主管理シートによる工程毎の検査、等を行うこと)を行い、そのシステムのっとった家づくりを希望された場合、材料・施工共に同会の規定に沿って建てられていきます。自主的にこのような規定を設けていることで、健康にも環境にもより安心な家づくりを行うことができます。

「チルチンびと」とは?

風土に根ざした素材でつくる、心地よくて安全な木の家について、様々な情報を提供してくれるエンドユーザー向けの住宅誌です。
※誌名「チルチンびと」はアメリカ・アリゾナ州に居留するナホバ族の地名で、「チルチン」とは食用や薬用になる小さな赤い実をつける植物、「ビ」は接続詞、「ト」は水を意味します。大地の恵みと天の恵みをつなげたこの地名は、ナホバの人々ゆるぎない暮らしぶりを語ってやまない。
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